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EF-111 (航空機) : ミニ英和和英辞書
EF-111 (航空機)[いーえふ111]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

F : [えふ]
 ファロー四徴(症)
航空 : [こうくう]
 【名詞】 1. aviation 2. flying 
航空機 : [こうくうき]
 【名詞】 1. aircraft 
: [そら]
 【名詞】 1. sky 2. the heavens 
: [き, はた]
 (n) loom

EF-111 (航空機) : ウィキペディア日本語版
EF-111 (航空機)[いーえふ111]

EF-111Aアメリカ空軍が運用していた電子戦機である。愛称は「レイヴン(''Raven'':ワタリガラスの意)」。非公式な愛称として「スパークバーク(''Spark Vark'')」や「エレクトリック・フォックス(''Electric Fox'')」ともいわれることがある。F-111A戦闘爆撃機の改造型であり、1977年3月10日に初飛行した。
== 開発 ==
1960年代から1970年代にかけて、アメリカ空軍はEB-66を電子戦機として運用しており、ベトナム戦争において電子妨害を行っていた。EB-66の性能が陳腐化し、1972年にアメリカ海軍EA-6Bをベトナムに投入すると、空軍も新型電子戦機の開発を検討するようになった。当初EA-6Bの採用も考えられたが能力的に不十分であるとされ、十分な機内容量と航続性能および速度を有するF-111Aをもとに電子戦機を開発することとされた。
EF-111Aの製造にはジェネラル・ダイナミクスグラマンが名乗りを上げ、検討の結果1974年12月にグラマン案が採用され、1975年1月に契約が結ばれた。42機が1985年までにEF-111Aに改造され、総改修費用は約150億USドルであった。
EF-111Aに搭載する電子妨害装置はEA-6Bに搭載されていたものの改良型であるAN/ALQ-99Eを使用することとされたため、電子戦機材に関する開発期間は短く、機体形状の変化による空力特性の研究に時間が費やされた。空気抵抗を抑えるため、電子機器やアンテナ類は爆弾倉や胴体下部、垂直尾翼先端に収納しており、EA-6Bのような主翼下の外部ポッドは使用していない。そのため、F-111Aとの外見上の相違は、腹部のカヌー型レドーム(4.8m長)と垂直尾翼先端のポッド程度である。また、電子機材の増加に伴い、発電能力も増強されている。電子機器や機体改造に伴う重量増加は4t近くにも及んでいる。
乗員はF-111Aと同じ2名で、兵装システム士官(Weapon System Officer,WSO)の代わりに電子システムを扱う電子戦士官(Electric Warfare Officer,EWO)が搭乗する。コックピットのWSO席がEWO席に改装されたことに伴い、複操縦装置も撤去されている。AN/ALQ-99EはEA-6Bと基本的な能力は変わらないが、乗員は半分の2名であり、しかも電子戦に専従するのは1名である。高度な自動化が図られているとはいえ、この相違は、電子戦を全面的にオールインワンで担わなければならない海軍機と、そうせずともよい空軍機との相違による。自衛用電子装備もAN/ALQ-137やAN/ALR-62が装備された。また、同じ電子戦専用機とはいえ、EA-6Bとは違いAGM-88 HARMなどの対レーダーミサイルは運用できず、自衛火器も有さない。EF-111Aは、改修による飛行性能の低下は少なく、優秀な高速性能を保持していたため、運用形態として遠距離からの電子妨害(スタンドオフ・ジャミング)のほか、攻撃部隊とともに目標に接近しての電子妨害(エスコート・ジャミング)も行えることが考慮されていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「EF-111 (航空機)」の詳細全文を読む




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